うつ病からの復職を考える保育士さんへ 無理のない復職を考える

忙しい職場への遠慮、解雇の懸念、仕事からおいていかれるのではないかという焦りなど様々な理由から、復職を急ぎたいと考える保育士もいることでしょう。

しかし、うつ病はとても再発率が高い病気です。

無理な復職をすると、また休職しなければならない状態に追い込まれかねません。

この記事ではうつ病から仕事に復帰するための方法を4つ紹介します。

自分にあった復職プランを考えていきましょう。

心の病の再休職率は47.1%と高い!だからこそ無理のない復職方法を考えよう!

うつ病はとても再発率が高い病気です。

一度治ったと思っても、無理をするとまた再発する危険性があります。

厚生労働省の調査によると、心の病で休職した社員のうち47.1%が5年以内に病気を再発し、再度の休職に追い込まれていました。

休職中は職場のことや雇用契約のことなど気にかかることは多いですが、復職を焦る気持ちはうつ病には逆効果です。

復職後すぐにまた休職しなければならない状態になれば、職場での立場はより苦しいものになってしまいます。

うつ病再発の危険性を考えれば、無理のない復職方法を慎重に検討する必要があるのです。

うつ病が回復してきたら?4つの選択肢

うつ病が回復してきたら、次にどのようなステップに進むべきか考えるようになるでしょう。

とはいえ、とるべき行動は「元の働き方に戻る」一択だけではありません。

うつ病回復後、考えられる4つの選択肢をご紹介します。

<1>元の保育園や職場に復職する

まずは、元の保育園や職場に復帰する方法です。

職場のシステムや人間関係などに変化がないため、復職のシュミレーションがしやすいでしょう。

またうつ病は環境の変化が再発の引き金になることもあるので、元の職場に戻れるというのはありがたい話です。

ただし以前の職場環境が原因でうつ病になったとすれば、全く同じ働き方に戻ることは危険という見方もできます。

時短で復職が可能な場合もある!

いきなりフルタイムでの働き方に戻るのが不安な場合は、まず勤務時間を短縮して復職できないか職場に相談してみましょう。

短時間勤務制度は、小さい子どもをもっている社員を対象にした制度と捉えられがちですが、職場によっては病気治療の為にも利用できることがあります。

短時間勤務制度がどのように利用されているかは職場にとってまちまちなので就業規則を確認する必要がありますが、うつ病回復のリハビリに利用できるなら使わない手はありません。

また一時的にパートタイムやアルバイトなどに雇用形態を変えて復職することが可能な場合もあります。

非正規雇用になることで仕事内容や責任量を比較的軽くすることができます。

勤務時間帯もフルタイムに比べれば短いので、体の負担も減らせるはずです。

短時間勤務制度や非正規雇用への転換ができるかどうか、復職の前に園側に相談してみるとよいでしょう。

<2>別の職場に転職

元の職場が原因でうつ病になった、復職することが大変憂鬱だ…。

このように休職中の職場に復帰することがストレスな場合は、別の職場に転職することを考えてみましょう。

例えば、残業時間が短い保育園を探したり、行事が少なめの保育園を見つけることで業務量の負担軽減を計ることができます。

転職先を保育園に限る必要もありません。

保育士の資格は病児保育室や企業内保育所、ベビーシッターなどでも重宝されます。

小規模の保育施設なら、1人1人の子どもとゆったり関わることができますし、業務内容も限られてきます。

さらに、気分を一新したいなら保育士以外の仕事を探してもよいでしょう。

幼児教室の講師やピアノの先生、介護士などは保育士の転職先としてよく見られる職業です。

<3>退職

休業期間中に復職が難しいと判断した場合は、一旦職場を退職することもできます。

健康保険の加入期間が一定期間以上あれば、退職後でも傷病手当金を最大1年6か月間受給することが可能です。

雇用保険からの失業手当は通常働ける状態になってからしかもらうことはできませんが、病気で働けない場合最大3年まで受給開始期間を延長することができます。

受給期間延長申請書を忘れずに提出し、うつ病が回復して就職活動を開始できるようになったら失業給付をもらうようにしましょう。

傷病手当金や雇用保険を上手に活用して、療養期間を十分に取れるようにしてください。

<4>休職延長

当初の予定よりうつ病の回復に時間がかかるようであれば、主治医や職場と相談して休職期間を延長するという選択肢もあります。

復職後すぐにまた休職してしまうことに比べれば、あらかじめ休職期間を延長した方が気持ちも楽ですね。

ただし、職場によって休職できる期間は変わってきます。

園が定めた休職期間が終了すれば解雇になる可能性が高いので、就業規則をよく確認してください。

自分らしく、無理のない復職を!

うつ病からの復職を焦ると、再休職の危険性が高くなります。

保育士の復職の仕方には「以前の働き方に戻る」だけではなく、様々な選択肢があります。元の職場で時短勤務をするのも良いですし、職場自体を変えてみることもできます。

保育士の資格を生かして別の仕事をするのも良いですね。

また休職期間を延長できるように園に相談してみることや、一度退職してじっくりうつ病を治す時間を持つこともときには必要です。

自分らしく働ける未来のために、無理のない復職プランを慎重に考えてみましょう。