臨時保育士って何?正社員やパートとの違い、給与などを解説

臨時保育士といる雇用形態があるのを知っていますか?

公立保育園では、正規職員の中途採用が少ないので、保臨時保育士が多く採用されています。

働き方もフルタイムから週3日など、様々な働き方が選べるため、パートの保育士と間違われることも多くあります。

この記事では臨時保育士の詳しい解説やメリット、デメリットについて詳しくご紹介しています。

臨時保育士とは?

臨時保育士とは、保育園で産休や育休に入る職員の補填などで、臨時で入る保育士のことを言います。

育休、産休以外にも、障がい児を受け入れた時など、人員を補充する必要があった場合に入ることもあります。

公立保育園が臨時保育士を多く採用する理由として、正規職員が多いと経費がかさむため臨時保育士を多く採用して経費を浮かせる試みがあるためだと言われています。

公立保育園の保育士は地方公務員という立場ですが、臨時保育士も法律で地方公務員法の22条の臨時職員に当てはまることから、地方公務員の立場になります。

仕事内容としては、主に公立保育園の人手不足を補う立場として仕事をすることになります。

臨時保育士の仕事内容は?

臨時保育士といえば、人員の補充のために入ることが多いためパートの保育士と間違われやすいですが、仕事内容はパートの保育士よりも多いと言ってもよいでしょう。

まずは臨時保育士の仕事内容や待遇について紹介していきたいと思います。

正職員の仕事内容とはどう違う?

気になる仕事内容ですが、正規職員と仕事内容はほとんど変わりません。

パート職員と近いイメージを持っている人が多いため保育補助が主だと思いがちですが、正規職員と同じで指導計画を作成したり、担任を持ったりと、正職員とほとんど同じ仕事をしています。

仕事する期間しては3ヵ月から1年の短期間で就業期間が終了した後に契約更新するか決める形になります。

勤務時間は、正規職員と同様フルタイムで勤務する方もいれば、保育士の足りていない時間のみの短い勤務など様々な時間で勤務を行います。

パートの職員のように早番のみや遅番のみといった形での勤務をする方もいます。

臨時保育士の給料や待遇は良い?悪い?

正規職員は月給制で賞与がありますが、臨時保育士は時給制や日額制のところが多く、正規職員と仕事内容が変わらないものの賞与や退職金が望めないところがあり、正規職員と比べると全体的に臨時保育士の待遇は悪いと言えるでしょう。

実際に待遇の悪さに不満を持っている人も多く、公立保育園も臨時保育士を多く採用しようとする動きもあるため改善が求められています。

さらに原則として、臨時保育士も地方公務員となるため副業は禁止されています。

もちろん正規職員と比べ給料が低く、待遇が悪くても副業はできません。

給料や待遇を期待して臨時保育士になるつもりでいたのなら一度検討しておいた方が良いでしょう。

臨時保育士に関するよくある疑問

臨時保育士に関する疑問としてよく挙げられるのは「臨時職員から入れば正規職員になれるんじゃないか?」というものです。

「契約期間が決まっていることから社会保険はどうなの?」「育休、産休はあるの?」など様々な疑問がを持つ方も多いのではないでしょうか。

ここではそんな疑問に答えていきます。

Q1:臨時職員から正職員になれるって本当?

公立の保育園の臨時保育士として働けば正規職員なれるという噂がありますが、残念ながら臨時職員になったからと言っても正規職員として採用されるわけではありません。

正規職員になるためには、公務員試験に合格し公立保育園に就職する必要があるため、臨時職員になったからといって正規職員になりやすいわけではありません。

あくまで、臨時職員として公立保育園で仕事をするという立場なだけなので正規職員になるには公務員試験に合格する必要があります。

経験として公立保育園に勤務したいという場合は臨時職員として働いてみるのも良いでしょう。

Q2:臨時職員に応募したら必ず仕事はもらえる?

正規職員は1年に1回募集をしているところがほとんどですが、臨時職員の募集は急募求人が多いので時期を問わずに仕事がもらえると言えるでしょう。

しかし応募した後に採用側から連絡が入る形になるのですぐに仕事ができるとは限らないといえます。

待遇などは気にしないからとりあえず仕事が欲しい場合は登録しておいても良いでしょう。

Q3:臨時職員って公務員?副業はできる?

臨時保育士は、正規職員と同じで地方公務員という立場になるため副業はできません。

公務員という立場としては正規職員と同じ扱いですが、正規職員と比べて給料面などの待遇が悪く、働ける期間も限定されているため正規職員との待遇差が大きいといえるでしょう。

副業をしたい場合は、公立保育園以外の場所で働くしかありません。

待遇の良し悪しで決める場合、臨時保育士はおすすめできません。

Q4:社会保険に加入はできる?

加入できます。

臨時職員は短い時間での勤務が可能で融通が利くところがメリットでもありますが、社会保険に加入したい場合、正規職員と同様に勤務時間を満たせば社会保険や雇用保険に加入できます。

フルタイムでの勤務を望んでいる保育園も多く、社会保険に加入することは難しくはないといえるでしょう。

Q5:昇給・ボーナス(賞与)・退職金は?

正規職員は月給制で賞与や退職金はありますが、臨時保育士は時給制で働ける期間も限られているため、昇給や退職金は見込めないと思っていた方が良いでしょう。

地方自治体によっては年一回時給を上げているところもありますが、基本的には何年勤めていても変動しないことが多いです。

時給も800円~1200円と様々なので応募する前に調べておくことをおすすめします。

改善が必要という声もありますが、まだまだ改善には至っていないのが現状です。

Q6:育休・産休は利用できる?

利用できます。

正規職員も臨時保育士も同様で、育休、産休を利用できるように法律で認められています。

しかし臨時保育士は3ヵ月~1年間と契約期間が短いため、取得が難しいといえるでしょう。

臨時保育士が産休を利用する場合、そもそもの契約期間が短いため妊娠が発覚した場合は出産前6週間までは働くことは可能ですが、その後の契約更新が難しくなる可能性が高くなります。

同じ園で更新し続けてきた人で保育園側から産休明けも勤務をお願いしたいと言われた場合は、産休を取得できる可能性があります。

育休を取得には、3つ条件があり、1年以上同じ職場で働いていること、1年以上の長さでの契約であること、週3日以上働いていることが条件になります。

臨時保育士の場合は産休と同様で契約期間が短いことから、取得するのが難しいと言えます。

育休、産休を取るつもりでいるなら、正規職員を目指すか公立保育園以外の保育園で務めた方が育休、産休を取得しやすい傾向にあります。

臨時保育士になるための方法

正規職員の場合は年に1度募集をしていることが多いですが、臨時保育士の場合は通年で募集していることがほとんどなので時期を選ばずに応募することが可能です。

理由としては、正規職員を雇うと費用がかかるため人件費削減のために臨時職員を採用しているからだといえます。

実際に臨時保育士になるには求人を見て応募する必要があります。

臨時保育士の求人は各市町村のホームページや広報誌、ハローワークなどで募集されています。

時給や勤務時間などは保育園によって違うため、しっかりと見てから決めるようにしましょう。

 

応募した後は、書類審査、面接に進みます。

面接を受けて合格した場合は臨時保育士として勤務を開始します。

自治体によっては臨時保育士を登録募集という形で募集している所があります。

そこで事前に登録しておいて連絡が来た時に仕事を開始できるというスタイルになっています。

臨時保育士として働くことを希望している方は自分が住んでいる地域がどんな形で募集しているか調べてみると良いでしょう。

臨時保育士になるためのメリットは時間的に柔軟に働ける点

臨時保育士は正規職員と同じ仕事を任されていながら、正規職員と比べて時給制であること、待遇面で良くないことなど、デメリットが目立ちますが、時間的に柔軟に働けるなどいくつかメリットがあります。

働く人のライフスタイルによって勤務時間の変更が可能なため週3日勤務や早番のみの勤務が望ましいなど、勤務できる制限がある人にとっては臨時保育士の方が希望に合った働き方ができるという方もいます。

短い期間で働きたい場合、パートの保育士だと保育園側が長期で求めているところが多いですが、臨時保育士の勤務期間は3ヵ月~1年程となっているため、短い期間で働きたいと考えている場合も臨時保育士は適していると言えるでしょう。

臨時保育士は正規職員とほぼ同じ仕事を任されることがデメリットとして見られがちですが、保育経験が浅くても正規職員と同じ仕事ができるため、これから公務員試験を受ける方や保育士の復帰を考えている方にとってはメリットであると言えるでしょう。

実際に公立の保育園を志望している方で経験を積むために臨時保育士として勤務するという働き方も可能です。

公務員試験の勉強をしながら臨時保育士として働いている方もいらっしゃいます。

育児などで1度現場を離れていたが、復帰のためのリハビリとして臨時保育士として仕事をしている方もいます。

待遇面や仕事量などデメリットに目が行きがちな臨時保育士ですが、見方や働き方次第でメリットにもなるので自分の状況に応じて臨時保育士という働き方を選択するのも良いでしょう。