1年目だけど保育士を辞めたい!理由別解決策と、新人保育士が転職を成功させるポイント

「小さい子どもが大好き」「自分が幼かったころの大好きだった先生に憧れて」など、明るく前向きな気持ちで保育士になったものの、「こんなにつらいとは思わなかった」「なぜこんなことに悩まないといけないのか」と1年目から保育士を辞めたいと悩んでしまう人は大勢います。

子どもの命を預かる大きな責任のともなう仕事であることから、保育士の現実が大変なものになってしまうということも事実です。

今回は、1年目から辞めたいと考えているけれど、そもそも辞めてしまって大丈夫なのか、辞めるのならばどのように辞めるべきか、できるなら辞めずに続けたいけど辞めざるをえないといった、どうしたらいいのかわからないという悩みを解消できる方法を紹介していきます。

目次

1年目の新人保育士が辞めたいと思う主な理由と先輩保育士が乗り越えた体験談

思っていたような保育ができない、子どもの対応に四苦八苦・・・

子どもが好きで保育士になったものの、言うことを聞かないクラスの子どもたちにイライラしてしまい、思ったような保育ができないとの悩みがネット上でもあふれています。

子どもの対応に困ったときは、忙しそうに見えても思い切って先輩保育士に頼ってしまうというのも解決策のひとつです。

また、保育士の声かけの仕方で子どものふるまいが大きく変わるということもあります。

自分の保育を振り返ったり、先輩の真似をしたりしてみましょう。

思っていたよりも仕事がきつい、休めない

一日中子どもの対応をする必要がある保育士は、一般企業のような休憩時間がとれなかったり、持ち帰りの仕事が当たり前のようにあったりと、思っていた以上に仕事がきつく辞めたいと考える人もいます。

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人手不足の職場なのに自分が休むと保育が回らない…、子どもたちがかわいそう…、と考えがちですが、しんどいときは休んで大丈夫です。

休むことに勇気がいるかもしれませんが、心配しなくても他の人がフォローしてくれます。

なかなか休みのとれない保育の仕事は、休憩を意識してとることが必要です。

連絡帳や記録などすることに追われますが、メリハリをつけて頑張りましょう。

仕事のミスで怒られることが多い、ミスした時の責任が重い

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1年目から即戦力として働かなければいけない保育士は、仕事がうまくできず、ミスにつながることも多く、怒られる機会もそれだけ多くなってしまいます。

また、子どもの病気、けが、事故などにも注意をしなければならず、ミスをした時の責任が非常に重い職業でもあります。

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覚えることも多く、責任の重い仕事だからこそ、同僚や先輩保育士にこまめに確認をとることが大切です。

自分から積極的に確認することで自分のミスを減らすことができ、怒られることも少なくなります。

また、ミスをしても必死に仕事をしていた自分を認めてあげて、慣れるまでの少しの間のことだと割り切ってしまうことも気持ちを切らさないポイントです。

先輩保育士や同僚、園長とうまくいかない

子どもの対応だけでも大変なのに、先輩から嫌なことを言われる、仕事を教えてくれない、仕事を押し付けられて困ってしまうなど、同僚や園長との関係に悩んでしまうという声もあります。

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仕事のことで同僚や先輩、園長とうまくいかないという悩みがあるのであれば、コミュニケーションを積極的にとることが解決法にひとつです。

先輩や同僚も自分のことで精一杯で余裕がないことから、冷たく見えるような対応になっている場合があります。

コミュニケーションをとってお互いの状況を共有しあうことが大切です。

嫌味を言われるなどで人間関係に悩んでいる場合は、逆に職場の人間関係は小さなことと割り切り、子どもに対して意識を注ぐという方法もあります。

子どもの保護者との関係がうまくいかない

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子どもの保育に加え、その保護者との関係に悩むこともあります。

子どもだけでなく保護者を育てていかないといけないと思ったり、保護者が保育について理解してくれていないと思ったりと、保護者対応を苦手に思う保育士は多いです。

保育士も保護者もそれぞれの立場で子どものことを考えていることに違いはありません。

保護者との会話の中で、子どもの素敵な点を伝えてあげるなど、お互いが子どもについて思いを共有できるきっかけを作るとうまくいきます。

1年目で保育士辞めたいけど、もう少し頑張りたい人に考えて欲しい5つのこと

1年目で保育士を辞めたいと思うほど、保育士の仕事は大変です。

大変で辞めてしまいたいけど、子どものことは大好きと思えたり、憧れの先生に近づきたいと思ったり、せっかく保育士になったのだから本当はもう少し頑張りたいと思っている人は、次の5つのことを考えてみてください。

最初はミスして当然!最初から100%仕事ができる人はいない

保育士は現場に出る前から、保育の勉強や保育実習をしますが、実際に現場に出てすぐにつかえることはわずかです。

1年目は “できないことや、分からないこと”があってあたりまえです。

ですが、保育士の人手不足が続いていることから、先輩たちが余裕をもって新人保育士に教える時間をもつことも難しい状況です。

ただ、子どもや保護者から見たら新人だろうがベテランだろうが関係なく、よりよい保育を求められてしまい、そのギャップに悩んでしまいます。

でも、そこで落ち込むだけではなく、わからないことはすぐに先輩保育士に質問して、自分の知識にしていきましょう。

最初から100%仕事ができる人はいません、毎日少しずつ成長していけばOKです。

「辞めたい」は誰もが通る道

保育士は勤務時間も長く、人間関係も難しいなど、辞めたくなる理由は様々です。

新人時代の「辞めたい」というのは、どの職業でも感じることです。

そして、うまくいかないことがあると「辞めたい」と感じるのは自然なことです。

特に保育士は、子どもの命を預かる責任のある仕事をしているので重圧はいつもあります。

しかし、少し時間が経過すれば、その環境にも慣れていくことができます。

仕事に向かう気持ちと体調の準備のために、休みの日は仕事のことを忘れてしっかりリフレッシュすることも大切です。

なぜ自分が保育士になったのかをもう一度考える

目の前の仕事にいっぱいいっぱいで辞めたいと思ってしまうときは、自分が保育士になった理由をもう一度考えてみてください。

子どもが大好きだから、自分が通っていた園の先生に憧れてなど、何かしら理由があるはずです。

その理由を思い出して仕事に臨んでみてください。

例えば、子どもが好きで保育士になった人なら、日々の仕事の中で見落としていた子どもの素敵な部分に気づき、仕事を頑張る原動力にすることができます。

先輩や園長、保護者、子どもの立場で考えてみる。

なかなか思い通り仕事が進められなくて、うまくいかないと落ち込んでいる人は、一度、先輩や園長、保護者、子どもの立場で考えてみてください。

自分の行動を他の人はどう思っているか考えることで、求められている行動に近づくことができます。

自分本位の行動になっていないか、自分のためにも周囲の人のためにも見なおしてみましょう。

自分のため、子どものために働いてみる

保育士の資格は、保育士として働くための資格であり、その園で働くための資格ではありません。

昨今の保育士不足から、他の園でも働くことは十分可能であり、また、たとえばベビーシッターによるフリーランス保育士、幼児教室の講師といった、保育士の資格を活かした多様な働き方もあります。

つまり、さまざまなかたちで保育士を求める保護者や子どもがたくさんいて、保育士は社会から求められている仕事であると言えます。

就職を喜んでくれた人や現在働いている園でお世話になった人のためと思い、退職をためらっているくらいなら、自分の将来や、自分を求めている多くの子どものために働くことを決断してみてはどうでしょうか。

1年目で保育士を辞めたいと思った時にとるべき5つの行動

辞めたいと思ったときに1番してはいけないことは、1人で悩みを抱え込んでしまうことです。

あなたの悩みを解決する助けがこの世界にはたくさんあります。

これから説明する5つの行動をとってみることで、よりよい決断ができるようにしましょう。

その1:まずは園長や役職者に相談(特に人間関係の問題の場合)

先輩保育士に相談できるような悩みであれば問題ありませんが、同僚や先輩保育士にいじめられているというような人間関係での悩みの場合、まずは園長や役職者に相談してみるとよいでしょう。

権限のある園長などの役職者に相談することで、他の園への異動や、いったん休職させてもらうことなど、便宜をはかってもらえるか探ってみましょう。

もし、それでもそういった対応がとられず、状況に変化がないようであれば、人間関係のもつれは自分の努力だけではどうにもならないことが多いため、転職を考えることがおすすめです。

その2:迷惑を考えず、有給取得して2〜3日休んでみる

保育士を辞めたいと思ったとき、周りへの迷惑は考えず、一旦理由はなんでもいいので有給休暇を2~3日とって、仕事のことは忘れて休んでみてください。

本来仕事だった日に休むことができるというのは、かなりのリフレッシュになります。

もし、それで自分の気持ちや体調がよくなるということであれば、慣れていない環境で疲れがたまってしまっていただけという可能性があります。

ですが、それでも気持ちや体調に変化がなく、どうも不調だということであれば、身体からのSOSのサインという可能性があります。

環境を変える必要があるかもしれませんので、退職や転職を考えたほうがよいでしょう。

その3:国や自治体など公的な保育士相談窓口に相談してみる

退職を考えていることについて、園長などに相談しても、人材不足を理由に強く慰留される、退職を決断できなくなってしまう可能性があります。

また、退職したいということを園長や同僚には相談しにくいという人もいるでしょう。

そういったときは、国や自治体などの公的な保育士相談窓口に相談することができます。

国の機関であるハローワークや、自治体では保育士バンクのような潜在保育士の確保を行っているところもあるので、一度住んでいる地域の役所に行ってみて相談してみましょう。

様々な制度や機関を紹介してもらえ、退職の悩みの解決につながるきっかけになるかもしれません。

その4:実際に転職や退職した友人や知人に相談してみる

実際に転職や退職をした人が身近にいる人は、相談してみるのもおすすめです。

退職や転職を考えてみても、実際どのように退職へと進んでいくのか、転職活動はどういったことをするのかなどわからないことばかりで不安に感じてしまうでしょう。

経験談を聞くことで、自分のとるべき方法や進むべき道を具体的に考えることができるので、悩みやもやもやが解決できる可能性があります。

その5:保育専門の転職エージェントに登録して転職活動を始めてみる

転職しようと考えている人は、保育専門の転職エージェントに登録して実際に活動を始めてみることがおすすめです。

転職エージェントの求人を見るだけでも、どういった働き方がしたいか、どういった働き方ができるか、自分の将来設計を考えることができます。

また、転職エージェントとのやりとりのなかで、自分の悩みの相談に乗ってもらうことで、プロであるエージェントから新たな道を提案されたり、逆に現職へのやる気を取り戻したり、いろいろな可能性に気づくきっかけにもなることでしょう。

新人保育士が転職を成功させる3つのポイント

保育士1年目で転職するのは、自分の職歴に対しての心配や、周りへ迷惑をかけると思う責任感、罪悪感など、多くの不安に押しつぶされそうになってしまいます。

もし、転職のプラス面もマイナス面も考えて、転職をすると決意をしたのであれば、ぜひ次の3つのことを意識して、自分の選択に自信をもつことが転職成功のコツです。

ポイント1、1年目の転職でも全く将来に影響はしない

1年目で転職すると将来に影響があると思われがちですが、そうではありません。

厚生労働省によると、令和元年10月の時点で保育士の有効求人倍率が3.05倍となっており、これは一人の求職者に対して3.05個の求人があるということであり、全業種の有効求人倍率が1.6倍と比較すると、いかに売り手市場かがわかります。

また、大手求人サイトを見ても、短期間での離職者である第2新卒を募集する求人が多くあります。

1年目で転職しても必ずどこかに就職することができる、といっても過言ではありません。

1年目で転職してはだめだという神話はすでに崩れています。

ポイント2、周りの迷惑や責任は一切考えない、ドライでOK

退職することを決めても、ついつい周りへの迷惑や責任を考えてしまうこともあるでしょう。

そのままずるずると辞めることができないと、退職の意思を伝えたことにより、人間関係が悪化するなどといったことになってしまう可能性があります。

そして精神的に参ってしまい、うつ病になり、結局辞めるというケースもあります。

色々な理由で慰留されることがありますが、周りのことを考えてしまい、やっぱり退職はしないとなると、大きな問題はないのだと周りの人はとらえてしまいます。

病気になってしまうことがないよう、退職を決めたらドライになり、周りのことを考えすぎないようにしましょう。

それは決して自分勝手ではありません。

ポイント3、退職のタイミングはいつでもOK

退職のタイミングについて、「年度末にするべきだ」「代わりの保育士のめどがたってからにするべきだ」など、園の事情を考えてしまう人もいるでしょう。

しかし、それは園の事情であり、あなたにとって絶対的なものではありません。

法令上は、無期雇用の場合、退職の申し出をしてから2週間で退職できると規定されています。

特に、体調不良があるのなら、自分のことを優先して退職に向けて進んでください。

退職のタイミングはあくまで自由です。

「辞めたい」と思った気持ちを大切に!自分の将来のための判断と選択を!

仕事を辞めたいと思うことは、誰しもが経験のあることですが、その気持ちは自分の心や体からの限界を迎えているというSOSの可能性もあります。

まずは、辞めたいという自分の素直な気持ちを大切にしてください。

そのうえで、自分の将来をよく考え、退職するのか転職するのか選択をしてください。

どのような選択をしてもプラス面もあればマイナス面もあります。

続けるにしても辞めるにしても、よりよい人生となるよう進んでいきましょう。