「私は保育士に向いていない」と感じてしまう人が陥っている6つの錯覚

保育士の仕事量はかなりの物であり、工作やピアノなど、要求される業務は様々です。

中には苦手な作業があり、「自分は保育士に向いていないのではないか?」と悩む声も聞きます。

この記事では、「私は保育士に向いていない」と感じてしまう人が陥っている6つの錯覚についてや改善方法について紹介していきます。

錯覚1:体力があまり無いから、私には向いてないのではないか?

乳児クラスに比べ、幼児クラスになると運動機能も発達してくるので、元気に走り回る子もたくさん出てきます。

乳児クラスでも、子どもを抱っこしたりすることが多いため、子どもと一緒に走ったり、抱っこしたりする保育士は体力が必要な仕事であると言えるでしょう。

しかし保育士の仕事も積み重ねていけば慣れてくるものなので、子ども達と過ごしているうちに走ることにも慣れていきますし、体力も自然についてきます。

保育士に大切なことは体力をつけることよりも「体調管理が大切」であるといえます。

子ども達と毎日走るだけではなく、時には風邪気味の子どもと接することもあるでしょう。

体力の維持だけでなく、風邪をひかないように自分の体調管理が大切です。

そのために、手洗いうがいだけでなく、バランスの良い食事や睡眠時間をしっかりと確保することが大切であるといえます。

保育士の体力面の不安を解決する一番の方法は、体調管理をしっかりと行い、業務に慣れることだといえるでしょう。

体力面が不安でもあきらめる必要はありません。

錯覚2:汚れる事に抵抗があるから、私には向いてないのではないか?

保育園で仕事をしていると、子どもがおもらししたり、食べ物を吐いたりすることはよく見る光景です。

おむつの交換や嘔吐処理も保育士の仕事の一つであるため、手や衣服などが汚れることに苦手意識がある場合、保育士に向いてないかもと感じる人が多い傾向にあります。

確かに、業務中に手や衣服が汚れることがあるでしょう。

保育士として働く以上、汚れることは避けられないものです。。

しかし最初は汚れることに抵抗があったとしても、仕事で何度も向き合っているうちに汚れることに慣れていくはずです。

手際が良くなって掃除や汚れものの処理がテキパキとできるようになるでしょう。

日々の生活でもプラスになる面は多くあると言えるので、日常に活かすために積極的に取り組んでみましょう。

錯覚3:人とコミュニケーションとるのそんなに得意じゃないから、私には向いてないのではないか?

保育士は、子どもの前で話をしたり、手本を見せてあげるだけではなく、時として保護者と話をすることもあるでしょう。

職員とも話をすることもあるので、人と接することが得意ではない人、コミュニケーションが得意と思っていない人は、保育士の仕事が向いてないと感じるかもしれません。

保育の現場では、子どもたちや保護者との関係を築いていくためにコミュニケーション能力が多少なりとも必要であるといえるでしょう。

職員間の連携を取るためにも必要です。

しかし、人前で話すことが慣れている人であっても新人は誰でも緊張します。

逆に言えば人前で話すことに慣れていけば、リラックスできるようになり、自然とコミュニケーション能力が身につくと言えるでしょう。

話術のプロ並みのコミュニケーション能力を身に着ける必要はありません。

そこまでのコミュニケーション能力を持っている人の方が少ないでしょう。

業務で必要なコミュニケーション能力は仕事をしていくうちに身に着けられるはずです。

錯覚4:子どもがそれほど好きではない私が保育士になるべきではないのではないか?

保育士として働くためには子どもが好きであることが必須条件だと考えている人も多いでしょう。

確かに、子どもが好きということは、保育士を続けていくうえで力になってくれるものだといえます。

保育士の資格を取得した人の中には「国家資格だから」「一般企業に採用されることは難しいが、保育士が不足しているから入りやすいかも」などの理由から資格を取得し、保育士になったという人もいるでしょう。

子どもが好きと断言できない人は保育士に向いていないと考える人もいるかもしれません。

しかし保育士資格を取得した方に子どもが嫌いな人はいないのではないでしょうか?

保育士の仕事で何より大切なのは、子ども達にしっかりと向き合うことです。

ただ子ども達の遊び相手になるのではなく、良いことと悪いことをしっかりと指導するなど、子どもとしっかりと向き合える人であるなら保育士として活躍できると言えるでしょう。

錯覚5:職場での人間関係が上手くいかない・・・私には保育士は向いてないのではないか?

男性保育士が増えてきているとしても、職員のほとんどは女性であり、人間関係の難しさに悩んでいる人は多いでしょう。

保護者の中にはモンスターペアレントと呼ばれる人も見られます。

職員や保護者との人間関係が上手くいかないと保育士に向いていないかもしれないと思うこともあるでしょう。

関わる人も人間ですから、全て人と良好な人間関係を築くことは難しいかもしれません。

ですが信頼できる同僚や先輩などに相談してみることで解決できることがあります。

思ったことを素直に話せる人がいるだけでも心が救われることもあります。

しかし相談しても取り合ってくれない、孤立してしまっている状況の場合は、保育園そのものがおかしい可能性があるため、転職を視野に入れておくと良いでしょう。

錯覚6:ピアノや絵や歌がそれほど得意じゃない・・・私には保育士の適正がそもそもないのでは?

保育士を目指す人の中にはピアノを習ったことがなかった人や、歌や絵などに自信がない人もいるでしょう。

確かに、そういった技術は持っているに越したことはありませんが、必須の技能ではありません。

ピアノが苦手なベテランの保育士もいますし、絵や歌だってプロ並みの技術を要求されているわけではありません。

ネットでやり方などを調べながら実践していくことで、慣れていきます。

やっていけば慣れてくるものだと捉えて、自分なりのペースで進んでいきましょう。

「私は保育士に向いていない」と感じてしまいやすい人の5つの特徴

実際にどういう人が「保育士に向いていない」と感じるのでしょうか?

実は責任感や正義感が強い人、真面目な人が自分は向いていないと感じてしまいやすい傾向にあります。

以下のような特徴の人が「私は保育士に向いていない」と感じやすいという事が多いといえます。

  • あまり人に相談する習慣が仕事でもプライベートでもない
  • 割と一人でなんでも仕事ができる
  • 人に「真面目だね」とよく言われる
  • 目の前に困っている人がいると放っておけない
  • 人に言われた事は割と長く覚えている

このように責任感が強い人、真面目な人が「自分は保育士に向いていない」と考えてしまう人が多いといえます。

完璧である必要はありませんが、真面目な人は完璧を目指してしまうところがあります。

保育士は、色々な作業を要求される職業なので苦手だからしょうがないと割り切る心もあっても良いかもしれません。

保育士として自信をなくしてしまった時の対処法

責任感が強く、真面目な人ほど自分の欠点に目が行きやすく、自信をなくしてしまうこともあります。

自信をなくしてしまったままだと本来発揮できるパフォーマンスが発揮できないなどの状況に陥ってしまうことがあるため、早めに対処する必要があるといえます。

今回はその中で実行しやすいものをご紹介します。

職場の先輩や園長に遠慮せず相談してみる

向いていないかもと思ってしまう人の中には、そもそも1人で抱え込みがちな人や弱音や本音を人に話せないという人が勝手に自分の思い込みで「保育士に向いていない」というケースあります。

そういった場合には思い切って職場の先輩や園長、もし誰もいなければ公的な相談窓口で相談してみるのも良いでしょう。

ここで重要なのは「解決する・しない」ではなく「相談する」「話す」という行為です。

相談しているうちに「そう思っていたのは自分だけだったんだ」と気づくこともあれば、話しているうちに自分の頭の中が整理されていき、解決策が見つかることもあるでしょう。

保育士に向いてないと思う人の多くは相談することに対して「相談しても無駄」「相談しても何も解決しない」など勝手に想像して決めつけている場合も多いので、誰かに頼ってみることをおすすめします。

少し休んでみる(有給休暇、もしくは休職)

仕事をしていると上手くいくこともあれば、そうでもないこともあるでしょう。

その中で、ただ上手くいかないことが重なったり、頑張ってなんとかしようとしてかえって空回りしたりしてしまっているタイミングかもしれないので、一旦小休止してみるのもおすすめです。

休んでいるうちに、保育の仕事がやりたくなったり、逆に保育以外のことに興味が湧いたり、活力が戻るきっかけになります。

特に体調や体に変化がない場合には有給休暇を使って趣味や旅行に言ってもいいですし、体調などが悪くなったりする場合には手遅れになる前に休職も考えてみた方が良いでしょう。

転職活動を始めてみる

保育園で働いているとどうしても閉鎖的な思考になってしまいがちなので、自分の保育園の状況が全てと思ってしまうことも少なくありません。

転職活動を始めて「あ、こんな職場あるんだ!」「あ、こんな人も保育士として働いているんだ」という視野を広げたり情報を集めたりすることで自信を取り戻すきっかけなります。

転職活動することで、自分がいた保育園の状況が悪かったことに気づく場合や、もっと良い待遇が得られそうなところが見つかるなどの発見もあります。

保育士に向いている、向いていないは幻想!そんなのない!

自分の技術に不安があって保育士に向いてないと考えるのであれば、慣れでカバーできるところも多くあります。

保育士に向いている、向いていないかというのは思い込みから生まれるものです。

責任感が強く、真面目な人ほど自分で勝手に思ってしまっている傾向にありますが、そのような責任感が強く、真面目な人ほど保育の現場に必要とされています。

保育士の仕事は、親の代わりに子どもの成長をサポートすることです。

親の向き・不向きがないように、保育士にも向き・不向きはないと言えます。

それでも保育士向いていないのかもと考える原因として、保育士に向いていないのではなく、「保育園が向いていない」という状況なのかもしれません。

園長の考え方によって保育園の雰囲気が変わることはよくあります。

毎日出勤することが苦痛に感じる場合は「なぜそうなったのか」を見てみると良いでしょう。

原因は他にあるはずなのに、自分は向いていないと言って片付けようとしているのではないでしょうか?

保育園そのものがあなたに向いていない可能性があり、その場合は転職を考えてみましょう。

体調が悪くなっているなら休職も考えましょう。

保育士に向いていないと考える原因は、自分以外にあることも多いので、今働いている保育園が本当に自分に合っているのかどうかを考えてみると良いでしょう。