【転職者向け】保育士さんの志望動機の書き方(例文付き)
保育園に転職する上で志望動機になにを書いたら良いか悩まれた人は多いのではないでしょうか?
今回は、保育士さんの志望動機の書き方や注意点などを紹介していきたいと思います。
未経験からの転職や復帰される方など、様々な状況に合わせての例文も紹介しています。
転職の志望動機は「なぜ転職しようと思ったのか?」「なぜこの職場に転職したいのか?」が大事!
転職しようと決意した時、一番見られるところと言えば、「なぜ前の職場を辞めてまでこの職場に転職したいと思ったのか?」というところです。
待遇面や人間関係など、さまざまな理由があると思いますが、この転職理由を明確に伝えることが合否を分ける重要なポイントであるといえます。
できれば志望動機をただ説明するだけではなく、転職しようと思ったきっかけをエピソードに交えて伝えるようにすると、採用担当者側もイメージしやすく、説得力がある志望動機になります。
志望動機を書く前にしっかり転職志望先の保育園のことを調べよう!
転職する上で志望動機を書こうと思っても、いきなり書くのではなく、転職希望先の保育園について事前に調べてから書くようにしましょう。
転職希望先の保育園の特色や保育方針、自分が共感できるポイントが見つかった場合は、それについて書いていくようにしましょう。
他の保育園にも言えることだけを書いていくと「ウチの保育園以外でもいいんじゃないの?」と捉えられかねません。
転職する場合、転職理由が一番見られるところであるため、「貴園だからこそ転職したい」という思いを伝えることが大切であるといえます。
<状況別>転職する保育士の志望動機例文
実際に志望動機を書こうと思っても、転職する人の中には未経験や、3年目の転職など様々な状況の人がいると思います。
今回は、転職する保育士の状況に応じて、状況別に分けて志望動機の例文を紹介します。
一般的な転職の場合
保育士の仕事には、待遇面や人間関係など様々な理由によって転職を希望する人が多いですが、志望動機にマイナスな印象を与えるような文章を書くことはおすすめできません。
やりがいを感じていたけれど新しく挑戦したいなど、プラスイメージに変えるように志望動機を書いていくと効果的だといえるでしょう。
例文1
私は、現在は園児数100名の保育園で勤務をしております。
保育士の仕事にはやりがいを感じておりましたが、勤務するうちに「子ども一人ひとりと向き合って保育をしたい」と考えるようになり、転職を決意致しました。
貴園では「子ども一人一人と向き合う家庭的な保育」を目指されていると拝見し、私が希望する保育を実践することができるのではないかと感じ、志望致しました。
私は、幼少期からピアノを習っていた為、現在の保育園でもリトミックなど、ピアノを使った遊びを行っておりました。
貴園で採用になった際には、子どもたちにも音楽を楽しんでもらえるよう貢献していきたいと考えております。
例文2
私は、大学で保育資格を取得し、現在の職場に就職致しました。
日々の業務にやりがいを感じていましたが、過多の業務に追われる事が多くあり、長期的な勤務が困難であると考えたため転職を決意致しました。
保育士として経験は少ないですが、研修制度が充実している貴園で成長していきたいと思い、志望させて頂きました。
貴園で働く際には、子どもたちと同じ目線に立ち全力で遊び、子どもたちが健やかに成長できるようサポートしていきたいと考えています。
新卒入社から3年目以内で転職した場合
3年未満で転職した場合、不利に見られると思う人が多いと思いますが、そんなことはありません。
志望動機を書くときはマイナスな印象を与える文章は避け、挑戦してみたい、転職先の園に魅力を感じたなど、前向きな気持ちで書くようにしましょう。
例文3
私は、日々の保育ではやりがいをもって勤務しておりますが、定員が多く、大規模な保育園のため、一人ひとりの子どもたちと向き合い、個性を伸ばしていける保育ができる環境で、自身の保育士としてのスキルを高めていきたいと考えて転職を決意しました。
子ども達と向き合いのびのびと育てたいという貴園の方針に共感し、志望いたしました。
昔、運動部に所属していたこともあり、体力には自信がありますので、貴園でも活かしていきたいと考えています。
例文4
私は、新卒から3年間、2歳までの子どもを預かる小規模な保育園で勤務してきました。
仕事にやりがいを感じていたのですが、もう少し受け持てる年齢の幅を広げたいと感じるようになりました。
貴園は6歳までの異年齢保育を実施していることと、見学の際に拝見した、赤ちゃんと幼児が触れ合う雰囲気が魅力的に感じました。
これまでの乳児保育の経験を生かして、貴園にも貢献できたらと思っています。
ブランクありの復職
結婚や出産、介護など、保育の現場を離れた理由は人それぞれでしょう。
保育園側としては、しっかりと勤務することができるのか、体力的には問題ないかを気にしているといえます。
志望動機を書く上でその問題をクリアできることを書いていくとよいでしょう。
また育児で保育の現場を離れた場合は、子育てを体験して得たことについてを書いていくとより説得力がある文章になりやすいといえるでしょう。
例文1
私は、出産と育児のために現場を離れたことにより、ブランクがありますが、いつでも復帰できるように体力も落ちないよう運動をしてきました。
育児経験を通して、今までより子どもの理解や保護者についての理解もさらに深まってきました。
子どもが小学校高学年になり時間にも余裕が出てきたので、復帰を目指して貴園を志望しました。
例文2
私は、新卒から10年間、保育士として働いていましたが、出産を機に退職しました。
時間があると時にパートの保育士として勤務していましたが、子ども達と接しているうちに再び正規職員として復帰したいと考えるようになりました。
子どもも中学生になったので、時間的に余裕が出てきたのでフルタイムでの勤務も可能です。
親の立場になって気づいた事が多くあるので、今後は子どもだけではなく、保護者の気持ちにも寄り添える保育士になりたいと考えています。
全く違う業界・未経験からの転職
転職するうえで、全く違う業界や未経験からの転職だから不利というわけではありません。
違う業界にいたからできることや、保育の仕事に対する思いをエピソードを交えて伝えることによって採用側に伝わりやすい文章を書くことができます。
例文1
私は、大学卒業後は玩具を扱う会社に就職しました。仕事の中で子どもが喜ぶ玩具について考え、実際に子どもと一緒に遊んでいるうちに、以前取った保育士の資格を活かしたいと思いました。
玩具を通して子どもの個性を伸ばしたいと考えているため、貴園の子どもの個性を伸ばすという保育方針共感したため志望させていただきました。
保育士としては未経験ですが、何でも積極的に取り組み、1日も早く貴園の役に立てる人材になりたいと考えています。
例文2
私は、資格は取得したものの大学卒業後は一般企業に勤務しました。
親戚に子どもが産まれ、間近で接しているうちに、保育士の仕事がしたいと思うようになりました。貴園の「少人数で子ども一人ひとりに対して目の行き届いた保育」という保育方針に感銘を受けたので、志望させていただきました。
保育園での経験はありませんが、子ども一人ひとりの成長に向き合い、サポートしていける保育士になりたいと思っています。
体力には自信がありますので、率先して仕事に取り組むことで早く即戦力になれるよう頑張りたいと思います。
過去に3回以上の転職経験がある場合
転職回数が3回以上あるからといって尻込みする必要はないでしょう。
子育てや引っ越しなど、しっかりとした理由を伝えれば問題ありません。
また、長く勤めてきたことによって見えてきたものや経験してきたことについて書いていくようにしましょう。
例文1
子育てや引っ越しが重なり、職場や働き方を変えながら、保育士の仕事を続けてまいりました。
今までの経験を踏まえて、同じように子育てや悩みを抱えている保護者に寄り添いたいと考えるようになりました。
子どもが大きくなって子育てが落ち着いたので、フルタイムでの勤務をすることが可能です。
貴園の「子ども達と向き合って育てていく」という保育方針に共感いたしましたので、保護者の悩みに寄り添いながら今までの経験を活かし貢献していきたいと思っております。
例文2
私は、現在の職場で主任を任されて10年目になります。
保育士の育成や新人の採用面接などを担当してきました。
保育士が働きやすい環境にしていきたいと考え、保育士と細やかにコミュニケーションを取ることを意識しました。
貴園では、今までの経験を活かし、保育士たちが本当の意味で長く生き生きと働ける環境作りを目指したいと考えています。
まず最初に見られるのは志望動機!だからこそしっかり推敲しよう!
転職する上でまず最初に見られるのは志望動機だと言ってもよいでしょう。
採用担当者はあなたに実力があるかどうかよりも「なぜ今の保育園をやめてまでうちの保育園に来ようと思ったのか」を見ています。
逆に言えば志望動機をしっかりと書くことができれば、転職先の保育園に好印象を与えられるだけでなく、面接時に聞かれる志望動機についても的確に答えやすくなるといえるでしょう。
そのためには、転職先の保育園について事前に下調べしておき、保育方針や理念、自分と共感できる部分などを調べておくとよいでしょう。
転職する人にとって様々な状況の方がいるかもしれません。
「3年未満に退職してしまったから転職は難しい」「転職回数が多いから厳しい」などを考えずに、転職回数多いからこそ見えてきたポイントや、転職先の保育園だからこそできる魅力的な部分などを伝えていくようにしましょう。
一番最初に見られる志望動機だからこそしっかりと推敲していくことで、採用確立は上がりやすくなります。
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