保育士の髪型に決まりはある?おすすめヘアスタイルも紹介

ベストセラーになった「人は見た目が9割」という本の中で表情や仕草、服装などを通して相手にメッセージを伝えるという「非言語コミュニケーション」がその人の印象の善し悪しに大きく関わっているとして話題を呼びました。

それは髪型についても同様です。

髪の毛は顔に近い場所にあることから見た目に大きな影響を与えるため、身だしなみの中でも特に重要だといえます。

髪型については保育園ごとに決まりがある場合とない場合があります。

しかし、たとえ決まりがない保育園だったとしても社会人として、また保育者として最低限のマナーを守ることが大切です。

人との関わりが多い保育士は、毎日の送迎の際に顔を合わせる保護者だけではなく地域住民などからも「保育園の先生」という目で見られています。

同時に保護者や地域の人たちは「子どもを安全に保育できているのか=この先生は信頼できるのか」ということを無意識のうちに確認しています。

その判断材料の1つとして髪型も加わっているとしたら、常に保育士としてふさわしい髪型をすることで印象を良くすることができ、信頼につなげることができるのです。

この記事では保育士はどのような髪型がふさわしいのか、髪型についての注意点などについて取り上げていきます。

保育士としてふさわしい髪型のポイント

保育士としてふさわしい髪型のポイントは大きく分けて「清潔感」「仕事の邪魔にならないこと」「直しやすさ」の3つです。

保育園に髪型の決まりがない場合でも、上記のように3つのポイントをおさえておけば大抵の場合は問題はありません。

保育園に髪型の規則がある場合はそれに従います。

ある程度決まりはあるのに「暗黙の了解」として明確な規則が書面にない場合もあるので、入社前に確認しておくと良いでしょう。

髪を染める際も「7番以上にすること」などの色や明るさの指定がある場合があります。

その点も気をつけるようにします。

①「清潔感」

子どもを安全に保育をする上で大切なことの一つに「衛生管理」があげられます。

集団生活をしているとどうしても病気や感染症のリスクは避けられません。

一方で子どもを預けている親からすると、子どもが清潔な環境で健康に過ごして欲しいものです。

もし毎日顔を合わせるクラス担任の髪型から清潔感が感じられなかったら、保護者は「この先生のクラスはきちんと衛生管理がされているのか」と不安を抱いてしまいがちです。

そうした中でクラスで感染症が流行ったとしたら「やっぱり衛生管理ができていなかった」「うちの子が風邪をひいたのは保育園のせいだ」というクレームにもつながりかねません。

もちろん同僚からしても清潔感のない髪の先生と長い時間一緒にいるのは、決して気持ちのいいものではありません。

このようなことから髪の色や臭い、フケなども含め、日頃から清潔感を意識した髪型にする必要があると言えます。

②「仕事の邪魔にならないこと」

髪の長い人はもちろん、髪の毛を伸ばしている最中でまだ結ぶことができないくらいの長さの人、前髪を作っている人などは仕事中に髪の毛が目にかかって仕事の邪魔になっているパターンがあります。

保育中、保育士の顔の動きは様々です。

子どもを目で追ってキョロキョロと左右を見たり、リズム体操で子どもたちのお手本になって激しく体を動かしたり、散歩中も車が来ないか何度も振り返ったりと、常に動きがあります。

その際にいちいち髪の毛を気にしていては、子どもから意識をそらすことになり、事故につながりかねません。

保育現場では動きやすく、そして自分自身が気にならない髪型にすることが大切です。

また髪の毛が気になるからといって自分の髪の毛に触れることで、髪に付着したウィルスや菌を触ってしまう可能性があることも頭においておかなければなりません。

③「直しやすさ」

せっかく清潔にきちんと整えた髪型にしていたとしても、保育中はじっとしているわけではないので自然と髪が乱れてしまったり、子どもとふれあう際に髪型を崩されてしまうこともあります。

しかし保育中は髪が乱れるたびに鏡を見てゆっくりとヘアセットをする時間はありません。

そのことから保育室でさっと鏡なしでも整えられる髪型にするのが好ましいと言えます。

また衛生上の観点から髪を触ったあとは手洗いすることも心がけるようにします。

保育士に好まれる髪型

保育士の髪型についてのポイントをおさえたうえで、具体的に保育士としてふさわしい髪型とはどんなものがあるのか解説していきます。

ショートカット

ヘアゴムやヘアピンを使わないヘアスタイルは、髪型が乱れても手ぐしでさっと直すことができ、子どもたちから目を離すことができない保育士にとっておすすめのヘアスタイルです。

短い髪は活発なイメージがあり相手に「元気な先生」という印象を与えます。

前髪を作ると幼い・若いといった印象に、前髪を作らずに前後の髪の長さを合わせると大人っぽい印象になります。

ボブヘア

後ろ髪を襟足で切りそろえた長さにするスタイルのボブヘアは、幅広い年齢でも取り入れやすい髪型で周囲からも受け入れやすいと言えます。

ショートカットよりも丸みのあるシルエットになるので柔らかい印象になります。

ただしサイドの髪が顔の前面にきた時に気になったり、視界の邪魔に感じるようだったらゴムで縛るなどの配慮が必要です。

ミディアムヘア

肩から鎖骨くらいまでの髪の毛の長さのミディアムヘアはアレンジを加えやすく、仕事が休みの時もおしゃれを楽しみたいという人にはちょうどいい長さです。

肩につく程度の長さになると清潔感を出すために髪をまとめ整えるべきだとする保育園も多いので注意が必要ですが、扱いやすいミディアムヘアなら髪を整えるのに時間がかからずに好まれることが多いです。

アレンジの方法としては、ひとつ結び、ハーフアップ、一つ結びにしてから毛先をもう一度結び目に通すくるりんぱと呼ばれるヘアアレンジも女性らしくて人気です。

ポニーテール

時間をかけず髪を整えるのに便利なのはポニーテールです。

ミディアムからロングまで髪の長さに関わりなく髪を整えられます。

ポニーテールの高さを変えたり、ヘアゴムやシュシュを変えたりして雰囲気の違いを楽しむことができます。

ロングヘアで後ろでポニーテールにしているにも関わらず、前側にも髪がたれてきてしまうほどの髪の長さのある人はポニーテールにしたあとお団子を作ると元気な印象になり、より清潔に保てます。

お団子ヘア

ポニーテールよりもうなじをスッキリとさせることができるので、特に髪の長い人にとってはより清潔な印象になります。

夏の暑い日でも首元に髪の毛が張り付くのを防ぐことができます。

お団子の位置によって印象が変わり、下につくるほど大人っぽく、高いところに作るほど若々しい印象になります。

しかしあまり高過ぎる位置に作ると派手な印象になってしまう可能性があるので、注意が必要です。

編み込み

少し時間がかかりますが、慣れてしまえば編み込みをすることで三つ編みするより崩れにくくすることができます。

慣れないうちは素早く直すのが困難なため、避けたほうが良いでしょう。

保育士として好まれない髪型

今度は保育士として好まれないヘアスタイルについても解説します。

相手にどのような印象を持たれるかは、相手の立場に立って考えることが必要です。

保育園は保護者にとって大切な子どもを預かる場所なので、やはり信頼感を損なわない髪型にすることは最低限のマナーと言っても良いでしょう。

①一般的にあまり見られないような髪型

髪型は個性だといっても保育士という職業の特性を考えると、あまりにも奇抜な髪型にするのは良くない印象になります。

清潔であっても長すぎる髪や、短すぎる前髪なども避けたほうが無難です。

左右で長さの違うアシンメトリーもやりすぎはよくありません。

あくまでも先生として見られていることを忘れずに髪型を決めることが大切です。

②あまりにも明るいカラーや茶色以外の奇抜なカラー

保育園によってはカラーの明るさを示す番号が決まっていることがあるので確認が必要です。

7番以上暗い色にすることはひとつの目安になります。

また髪の染色は、根元だけを染めるリタッチを繰り返していくうちに毛先の色が抜けていくので、思ったよりも明るくなっていきます。

定期的に全体を染め直すようにするなどの注意が必要です。

③何も整えていない髪型

また一見素朴に見えますが何も整えていない髪型についてもあまり印象が良いとは言えません。

朝起きたままで髪を整えず寝癖もそのままといった状態では、子どもについても細かいことに気づいてもらえないのではないかという不安を保護者に与えてしまいます。

あまりヘアスタイルに興味がなくても、寝癖やボサボサな髪で保育をするのは避け、だらしない印象を与えないように気をつける必要があります。

その他保育士で髪型について注意した方が良いポイント

保育士が気をつけなければならないのは髪型だけではありません。

整髪料の匂いは強すぎないか、ヘアアクセサリーで子どもを傷つけることはないかなど気を配ることが多数あります。

なかなか自分では気づかない点もありますが、保護者から指摘を受けることがないようにここではそのポイントをおさえていきます。

ヘアアクセサリーは子どもに影響のないものを選ぼう!

ヘアアレンジをするときに便利なのがヘアピンですが、ヘアピンの先が尖っているため禁止にしている保育園も多く、特に決まりがない場合も万一のことを考えて使用しないことをオススメします。

ヘアゴムも過度な装飾のあるものは、壊れてしまった時に子どもが誤飲することを考え、シンプルなものか装飾が付いていないものを選びます。

シュシュは飾りが付いていなくてもリボンのようにボリュームが出るのでオススメのアイテムです。

最近はヘアゴムなしで髪の毛を何度も結ぶことでヘアアレンジできるノットヘアーも流行っています。

ルーズになりすぎない範囲で楽しんでみるのもオススメです。

整髪料は無香料なものを使おう!

最近は良い香りの柔軟剤やシャンプーがたくさん出ています。

しかし、全ての人が良い香りだと思わない可能性があることも忘れてはいけません。

「匂害」という言葉があるように、匂いが苦手な人もいるのです。

また子どもは五感を使って遊ぶべきなので、先生から常に人工的な匂いを嗅がされているのは考えものです。

シャンプーや整髪料は匂いが残りやすいので注意が必要です。

まずは第一印象から!清潔感のある髪型でいい印象を作ろう!

保育士は保護者からも周囲からも「先生」として注目されています。

その印象を決めている1つの大きな要因として髪型があげられます。

保育の現場では髪型にまで気を使わなければならず大変ですが、相手の立場に立って不安や不快感を与えないということも考えるべきだと言えます。

保育は細かい「気づき」が必要な仕事です。

自分の姿を見て、細かいことに気づく目線を持つことが大切です。

自分に似合う保育士としてふさわしい髪型を見つけ、保護者からの信頼を得られる保育士を目指しましょう。

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